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03
'22
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Mitsubishi Materials News
独自開発の銅合金「MSP®5」一般社団法人 日本伸銅協会2021年度技術賞を受賞
日本伸銅協会 技術賞は、技術が実用化され、伸銅業における技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰し、日本の伸銅業の振興に資することを目的に1995年度に創設された賞です。今回の表彰では、当社が2015年に開発した独自の銅合金「MSP®5」が伸銅品の需要拡大に貢献した新たな技術であることが認められました。

三菱マテリアルの新合金開発が、2021年度の一般社団法人 日本伸銅協会 技術賞を受賞しました。
MSP®5は銅合金最高水準の強度-導電率のバランスを有し、耐応力緩和特性(ばねの熱に対するへたりにくさ)、成形性に優れます。2021年4月から本格量産を開始し、自動車等で利用される小型端子およびプレスフィット端子用途を中心に採用が広がっており、多くのお客様にその高い性能と信頼性を評価いただいています。
今後も「MSP®5」をより多くのお客様にお使いいただくために、高いパフォーマンスを実現する技術開発を目指します。

「MSP®5」使用用途の一例
当社グループは、「人と社会と地球のために」という企業理念のもと、今後も、非鉄金属素材および付加価値の高い製品の提供を通じて、豊かな社会の構築に貢献してまいります。
【2021年度 日本伸銅協会 技術賞】
件名:
車載用小型端子向け銅合金「MSP®5」の開発と量産実用化
受賞者:伊藤優樹(三菱マテリアル イノベーションセンター:専任研究員)小林敬成(三菱マテリアル 若松製作所、現在後藤製作所に出向中:技術主幹)牧 一誠(三菱マテリアル イノベーションセンター:上席研究員)船木真一(三菱マテリアル 若松製作所:部長)

表彰状等伝達式の様子
(受賞者:左から伊藤、小林、牧、船木)
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