HU チップブレーカー ー Tiger·tec^® Gold 荒加工用ネガ片面使い旋削チップ

ワルターは、重荒加工向けネガ片面使い旋削チップブレーカー HU3、HU5 および HU7 の発売を開始しました。

旋削チップのブレーカー記号において、「H」は重荒加工（Heavy Duty）向け、「U」はさまざまな被削材への汎用（Universal）用途であることを示し、その後の数字は、送りおよび切り込み量に関する適用範囲の方向性を表しています。HU7 は、ネガランド付き直線切れ刃により、高い送りおよび最大 17 mm までの大きな切り込み深さに対応する鉄系および鋳鉄系ワーク向けチップブレーカーであり、鍛造黒皮や重断続切削など難しい加工の状況においても最高の安定性を発揮し、最大の切りくず排出量を実現します。

HU5 は、曲線切れ刃およびオープンなブレーカー溝デザインにより、ソフトな切削アクションおよび低い切削抵抗を実現し、高合金鋼、耐熱合金およびステンレスなど、切削熱やビビりの発生に注意が必要なアプリケーションにおけるファーストチョイスです。HU3 は、ノーズ R 部の V 型チップブレーカーにより、小さな切り込み深さおよび鍛造ワークなどの取り代が変化する加工においても、最適な切りくず処理を実現します。特に鉄系ワークにおいては、0.8 mm の切り込み深さから対応します。3 種類の最新重荒加工用チップブレーカーは、稠密微細柱状晶多層 MT-TiCN 構造により最高の耐摩耗性を発揮する Tiger·tec^® Gold WPP10G、WPP20G および WPP30G 材種とのコンビネーションにより、石油・ガス、航空宇宙、エネルギー産業、輸送機および大型ワークの一般部品加工において、高い生産性およびプロセス信頼性を実現します。

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