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HAIMER
HAIMER in EMO2023(ホール4_ブース番号:E18)
工具管理を簡単に
EMOでHAIMERはマイクロコレットチャックから高性能チャック、画期的なハイブリッドチャック技術に至るまで、ツールクランプ技術の分野でさまざまな革新的な新製品を展示します。また、将来的にはPSC40とPSC50がプログラムに追加される予定です。将来的にすべてのHAIMERツール ホルダーに独自のデータマトリックスコードがレーザー刻印されるようになります。このデータマトリックスコードをツール管理に使用できるようになります。ハノーファーで開催される EMO 2023で、HAIMER グループは業界をリードするイノベーションを展示します。高品質ツールホルダーに加えデジタル化と自動化がブースの目玉です。
HAIMERのシュリンクフィット装置、ツールバランサー、ツールプリセッターの新しいソフトウェア バージョンは、工作機械や自動化装置間とのスムーズなデータ通信を可能にします。ブースのハイライトは、自動工具交換システムと工作機械間を無人搬送ロボットが行き来する自動化システムです。
規模の大小を問わず、多くの製造企業にとって工具管理は可能な限りシンプルにする必要があります。HAIMERは製造企業として、これが重要であることを確信しています。
EMO 2023では、革新的な改良から将来を見据えたコンセプトに至るまで、多岐にわたる製品プログラムを発表します。HAIMERは製造システムをデジタル化及び自動化することに焦点を当てています。
EMO ハノーファーで世界的イノベーション
「私たちは工具室管理のデジタル化と自動化に関して決定的で信頼できる包括的コンセプトをご提供します」とHAIMERグループ社長のアンドレアス・ハイマーは強調します。
「HAIMERのシステムにはお客様の生産現場をより効率的且つ経済的にする製品とソフトウェアが含まれます。これらは複雑な作業をせず簡単に現場へ導入できます。
また、HAIMER はお客様と一緒に生産現場のデジタル化を行い、一貫したサポートを提供します。
それゆえにデジタル化、自動化により、今後工具室はますます多くのお客様にとって重要性を増すことになる」とアンドレアス・ハイマーは説明します。
HAIMERは世界初のハイブリッドチャックを EMO で発表します。このハイブリッドチャックは振動減衰特性を持つハイドロチャックと高精度及び高性能の特性を持つシュリンクチャックを掛け合わせたものです。この商品は特許を取得しています。
シャンク径1mmから対応するマイクロコレットチャックもEMOで初披露します。お客様からの要望が多くあった小径にも対応しており、簡単な取り扱いで高い振れ精度を実現します。
シュリンクフィット装置、ツールバランサー、ツールプリセッターの新ソフトウェア
将来的には、HAIMERシュリンクフィット装置、ツールバランサー、ツールプリセッターに、双方向インターフェイスを備えた新しいソフトウェアバージョンがリリースされます。これらは新管理ソフト「HAIMER Tool Room Manager (TRM)」に接続でき、お客様の工具管理を実施できるようになります。
この新ソフトウェアは、工具室内の装置をオンラインでモニターします。また、工程を作業者が分かりやすく文書化、また工具寸法については公差の監視も行います。
オプションのOPC-UAインターフェイス、クライアント、または MQTT通信は、工作機械やその他のシステムへのアクセスを標準化し、メーカーに依存しないデータ通信を可能にします。
HAIMERツールバランサーの新しいソフトウェアは自動測定の扉を開きます。ツールバランサー内にグリッパーを設け、ツールホルダーを反転させ自動測定が行えるようになります。測定は全てツールバランサーが行うので作業者が介入する必要がありません。
ツールバランサーとプリセッター機能を持つツール・ダイナミック・プリセットは機能を拡張します。従来はツールプリセッター機能はマニュアルでしたが、EMOでは全自動測定が可能タイプを展示します。
HAIMER WinToolによるスマートなツール管理
もう 1 つのハイライトとして、HAIMERは管理機能付き工具収納棚を含む新しい、総合的なHAIMERツール管理システムをEMOで発表します。
HAIMER社の工場で、自社の装置と工具管理ソフト「WinTool」及び管理機能付き工具収納棚「Toolbase」をネットワーク上でつなげ、社内で検証を行いました。わずか4カ月という短い期間でこれらのシステムは社内で標準化されました。
お客様に最適なツールデータ管理及び出力システムを提供するために、HAIMERは TCMグループである「WinTool」と「Toolbase」と協力関係を築いていきます。ツール及びデータ管理のソフトウェア「WinTool」 は工具、ツールホルダー、マシンプログラム、マスターデータなどの管理を可能にします。
「Toolbase」は、個別に構成可能な工具収納棚とソフトウェアを備えた管理機能付き工具収納棚システムです。バーコード、RFID、もしくは手動でアクセス管理が可能になります。
将来的には、すべてのHAIMERツールプリセッターに「WinTool」が標準で追加できるようになります。HAIMERブースではそのコンセプトをご覧になれます。
「WinTool」でマスターデータを使い、ツールのデジタルツインをわずか数分で簡単に作成できるデモを準備しています。
この為にHAIMERはDIN 4000及びISO 13399 に準拠したパラメータ、STP及び DXFデータを準備しています。データは、HAIMER WebサイトもしくはTooltracerデータプラットフォームからダウンロードできます。
将来的にすべてのHAIMERツール ホルダーに独自のデータマトリックスコードがレーザー刻印されるようになります。このデータマトリックスコードをツール管理に使用できるようになります。
従来行ってきたRFIDチップやQRコードを貼り付ける必要がなくなりました。HAIMER WinToolシステムにツールデータは保存されているので、必要に応じて取得できるようになります。
他メーカーのデータもWinToolで使用できます。その為にTooltracer用のプラグインを提供します。Tooltracerはツールマスターデータを管理するクラウドベースの製品です。
ツールプリセットの将来構想
今まで紹介し製品群はお客様にとって製造プロセスを効率化するものであり、企業の規模に関係なくご採用頂けます。それだけでなくHAIMERはより高度な自動化を実現する企業様にも技術を提供していきます。
新しい「HAIMER Automation Cube One」を紹介していきます。これは、60秒以内に工具交換、測定、測定データを工作機械とデータベースに転送できる装置です。
アンドレアス・ハイマーは次のように説明します。「私たちは『Automation Cube』プロジェクトから様々な事を学びました。また、お客様のご要望に応じて新しい協働ロボットは工作機械と同じ様な重厚さを持つ作りにしました。
「HAIMER Automation Cube One」を実現するために、私たちはさまざまなパートナーを採用しました。シーメンス社には、最新のSinumerik One CNC制御を提供して頂きました。シーメンス社からの迅速かつ有能なサポートがなければ、このプロジェクトは記録的な短期間で導入することはできなかったでしょう。」とアンドレアス・ハイマーは強調します。
最終的には多くの経験豊富なグローバルやローカルパートナーもプロジェクトの実現に取り組みました。「HAIMER Automation Cube One」に関係したすべての企業様の概要は、HAIMERブースに展示しています。
「HAIMER Automation Cube One」は、旧タイプの工具自動交換、工具自動測定を引き継いだだけでなく、より安定性を持っています。インターフェースタイプも従来の1種類から最大3種類まで対応可能、また最大11個まで装置内で同時に管理可能になりました。
もうひとつの注目は、前回の展示会で紹介したDMG森精機社のAGV(無人搬送システム_WH-AMR)を用いた工作機械との連携です。これにより生産現場での無人化が可能になります。
「将来的には、このような自動化システムが生産現場での中心的な役割になるでしょう」とアンドレアス・ハイマーは確信しています。特に熟練工の不足が深刻化している現在、安定した工具の供給を常に保証する新たな機会と可能性が生まれています。
EMO 2023 HAIMERブース(ホール 4_ブース番号E18)
プロジェクトパートナであるシーメンス社からの迅速かつ有能なサポートのお陰で、このプロジェクトは5カ月という短期間で実現できました。
インターフェースタイプも従来の1種類から最大3種類まで対応可能、また最大11個まで装置内で同時に管理可能になりました。
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