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WIDIA

WIDIAからさまざまな機械の状態やセットアップに対応したM1600フェイスミーリングプラットフォームが登場

鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、ノジュラー鋳鉄の粗加工から中仕上げ加工向けに設計された新しいフェイスミル

 
WIDIAは、本日、鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、ノジュラー鋳鉄の被削材を対象とした粗加工から中仕上げ加工向けのM1600フェイスミルの発売を発表しました。16コーナーの切刃と低切削抵抗なインサート設計を備えたM1600は、低馬力マシンや不安定でクランプ剛性が悪い状況、長い突き出し、脆弱な機械、クランプ力の弱い状態など、さまざまな加工条件で、性能を発揮します。


WIDIAからさまざまな機械の状態やセットアップに対応したM1600フェイスミーリングプラットフォームが登場
鋳鉄FCD600、鋼SCM440H、ステンレス鋼SUS304に対して、DC55機 で試験を実施する前にホルダーに装着されたM1600フェイスミル

「フェイスミーリングは最も一般的な機械加工の1つであるため、当社では、汎用性と費用効果の高いソリューションを考案しました。このソリューションによって、お客様は鋼と鋳鉄における切り屑除去率を大幅に改善させることができます」と言うのは、WIDIAのスローアウェイミーリング担当グローバルポートフォリオマネージャーであるAnna Kimです。「M1600は、フェイスミーリング工具の在庫を減らし、加工量を増やすことをお望みの一般的なエンジニアリングやエネルギー、自動車関連のお客様にとって、すぐにお使いいただけるソリューションです」。

ポジのブレーカー形状を備えた16コーナーの精密研磨インサートが切削抵抗と消費電力を抑え、工具寿命を延ばし、切れ刃あたりの優れたコストを実現します。M1600には、3種類の汎用性の高い材種から成る1種類の汎用的な形状が用意されています。材質はWP35CM、WK15CM、WU20PMです。

WP35CM材種があらゆる種類の鋼を対象とするのに対して、WK15CM材種は鋳鉄材向けに設計されており、乾式において最も性能を発揮しますが、湿式での使用も可能です。

汎用のWU20PM材種は、鋼、ステンレス鋼、耐熱合金の加工に乾式と湿式の両方で使用することができます。

「低抵抗」なインサート設計は、切れ刃の下の底面を特長とし、スムーズな切り屑排出を促し、工具の切削抵抗を低減します。このインサートは、曲線の切れ刃も備えており、軸方向にポジティブ角で配置されることから、消費電力が削減されます。これらの重要な設計上の特長が16コーナーの切れ刃と組み合わさることで、M1600はフェイスミーリングの経済的な選択肢となっています。

M1600のフェイスミルは、50 mmから160 mmまでの6種類のメトリックの径範囲でお求めいただけます。インチの径は2021年の秋に発売されます。M1600の本体やインサート、その他のWIDIA製切削工具については、WIDIAの正規代理店を通じてご注文いただけます。こちらをクリックして、側面加工のビデオを含め、M1600の詳細をご覧ください。


WIDIAからさまざまな機械の状態やセットアップに対応したM1600フェイスミーリングプラットフォームが登場
M1600を使用して鋼42CrMo4を加工する際に生成される切り屑



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